凄い…。
記者さん誰だ。— eric (@ericsy99) 2020年3月17日
森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん事件。週刊文春がついに真相をつかみ動き始めました。もはや安倍内閣の崩壊は待ったなしかと。
週刊文春の告発記事としては
参考
- 2018年に命を絶った元財務省の遺書公開
- 佐川局長からの指示によって公文書偽造を行った
- 政治家と官僚の忖度について
これら当時は疑惑のまま終わっていた内容がすべて公になるようです。
スクープした文春はもちろんすごいのですが、さらに先日アカデミー賞を受賞した「新聞記者」もこの事件を的確に扱っている内容で話題です。
どういった映画なのか、今回文春がリークした内容との接点について触れておきます。まさにリアル新聞記者。
映画・新聞記者とは?どこがすごいのか
「新聞記者」は2020年に行われた第43回日本アカデミー賞で話題になった作品です。主演のシム・ウンギョンさん、松坂桃李さんが主演女優賞と主演男優賞を取るなど演技力も評価されています。
これによって3冠を取ったことで話題になった作品。
僕も遅ればせながら映画を見たばかりだったので、今回の文春リークとの共通点に正直驚いています。リアルな映画のような感じ。
それでは、見どころというポイントに触れていきます。
伊藤詩織さん事件、森友学園問題などリアルタイムで扱われているテーマに触れた
まず伊藤詩織さん事件やモリカケ学園の問題に触れている点です。
政府の意向を組んで、世論を情報によってコントロールするという場面が描かれています。
主演の松坂桃李さんがこの内調という仕事を請け負っているのですが、政府に都合が悪くなる流れを断ち切る。政府と校友関係にある人物を守るなどの行動が、内調によって行われるんですね。
もちろん、全てがリアルではないのですが、かなり触れてはいけない内容になっているのはいうまでもなく。
政府主体となってネット上で世論をコントロールしたり、反政権派の一般人を調べたりというストーリーが描かれています。役者さんがまたこれ上手いんだ。
原作を書いた著者の方が本当の新聞記者の方で、大丈夫なのかな?とは思いましたけどね。
泥をかぶった人間が死に追い込まれる
映画 新聞記者で描かれた世界が現実で起きてることを知らされる。この国の現実から目をそらすまい。少なくともこういう報道が為される自由は未だあるのだから。文春、買って読みます。人の命を大切にしたい。
— Nick O (@NickOhnishi) 2020年3月17日
また今回、文春がリークしているものは、元財務担当者の自殺の真相です。
どういった内容になっているかは読んでみないとわかりませんが、新聞記者の中でも追い込まれて自殺する方が出てきます。
もちろん、政府側は都合が悪いのでなかったものにしようとしてくるのですが。
文春がこのタイミングでリークしてきたので、僕としてはなんだか映画の世界が本当にリアルに起こってるのかなと思っちゃいましたね。
ちなみに、映画では事実も誤報にして潰しにかかってくるのですが、それはよくある話ですよね。
文春はすでにお得意の第二、第三の証拠は固めているのではないかと思われます。
作中でも、裏取りをとにかく求める新聞社の様子が出てくるため、この緊張感もすごく伝わってきました。泥をかぶった人間は、結果的に死を選択せざるを得ないというシーンは、インパクトがあります。
映画ならではのオリジナルストーリー
ちなみに映画なので、リアリティにかける誇張表現はもちろんあります。
政府が何を隠していたのかなど、映画ならではのストーリーになっているのも見どころのひとつ。
アマゾンレビューなどを見ていると、リアリティがない。といったコメントも多いのですが、そこは映画なので仕方がないのかなと僕は思いました。
ちなみに、映画でも自殺した元政府側の人がとある物を残しています。これに気づく展開など、最初はやっぱり映画だな・・作られてるなと思ったのですが。
ある程度のところまで、政府が隠しているものが原作者には見えていたからこういう作品ができたのかなとも思うと、なんだかよりリアリティを感じてしまうんですよね。
「新聞記者」はふつうにレンタルできる。無料で見るならU-NEXT
今はすでに映画館での公開も終わっていて、レンタルショップで借りることが可能になっています。まだ新作扱いにはなるのですが、新作価格でも安いと思える内容です。
アマゾンビデオなんかでサクッと見たとしても、さほど新作料金と変わらない範囲なので、興味がある方はぜひチェックされてみて下さい。
もしくは、お金は払わずに無料で見たいという方は、U-NEXT
がおすすめです。
初回登録時にもらえるポイントで新聞記者が無料で視聴できるため、「無料で観たい派」には嬉しいサービス。
役者陣営の迫真の演技など、かなり高評価されている作品なのがはっきりと分かる作品でした。