劇場版にハズレなしと言っても過言ではないくらい、名探偵コナンの映画は面白いんですよね。
アニメ映画って、原作の横展開をしていることも多く、「本家よりは退屈になるよね」という作品も多いのですが・・。
しかし、名探偵コナンの映画だけは、本家のアニメや原作を超える面白さを連発し続けています。その面白さから、近年は興行収入はアニメにも関わらず伸びる伸びる。
そこで今回は、名探偵コナンの映画をガチファン目線で7作品おすすめしてみました。
今から観る方で、どれから観てみるか悩んでいる方などは参考にして下さい。
名探偵コナン劇場版一覧で見る興行収入
まずコナン映画の興行収入を一覧公開しておきます。
見ての通り、最初こそ少ないけれど(それでも11億w)、その後は安定して伸ばしており、ここ数年で爆発的ヒット中。
ただ、大ヒットしているというより、純粋に子供の頃から観ていた人が、大人になっても変わらず足を運んでいるだけなんですよね。
大人目線でも面白いですし、新しく見始める子供にとってももちろん楽しい。そんな映画の中でも傑作をおすすめします。
天国へのカウントダウン 2001年
クライマックスは鳥肌です。灰原の覚悟、元太の言い回し、光彦の判断力、歩美の仕事。コナンのキック。誰か一人でも欠けていたらと思うと・・。まさに天国へ・・。
どの作品にも言えることなんですが、コナン映画のタイトルって伏線なんですよね。
この伏線である天国へのカウントダウンをきっちり回収。本作もこれに忠実でよく出来ています。
アニメなんだけど、やってることはハリウッド顔負けのパフォーマンス。コナンって犯人探しが早い段階で終わって、見せ場(パフォーマンス)がやってくる。
僕はこの二重構造が好きだったりします。事件モノなんだけど、犯人を当てて終わるだけだともはや物足りない(笑)
11人目のストライカー 2012年
コナン(工藤新一)の特技にはサッカーがあるんですよね。そのため、最初に映画タイトルを見た時にあらかたクライマックスで何をやるのかは予想できた部分があります(笑)
と言っても、コナンは普段から犯人などを仕留める際に、キック力増強シューズでボールをぶつけているので。ここに関しては、特にネタバレという認識もなく観ています。
少年探偵団という、コナンに感化されて事件などに首を突っ込みたがる子供たちがいるのですが。彼らは子供故にコナンに取っては邪魔なところもあるんですよw
本作ではいい仕事をしてくれるので、少年探偵団の出番が好きな僕にとってはいい作品でした。ちなみに、声優に本物のサッカー選手を起用していることでも話題になった作品です。
から紅の恋歌(ラブレター) 2017年
本作は、服部平次と遠山和葉というコナンではサブキャラが主役になります。サブキャラを主役に置いてくるところも面白く、特にこの二人は恋愛関係にあるので見どころ抜群。
コナンって恋愛要素も重視している作品で、工藤新一と毛利蘭を筆頭に他の男女関係も描いているんですよね。
物語の冒頭から、火災発生という事件が起こるのだけど、この消火活動がカッコいい。「これがなきゃコナンじゃない」という見せ場をいきなり出してくる余裕感はもはやなんとも言えないです。
コナンがピンチを切り抜けるところは、何度見ても飽きないというのもあるんでしょうね。定期的に見たくなる仕組みがあります(笑)BGMで煽るしもうサイコー。
恋愛に触れましたが、コナンでは「男子が女子を守る」というテーマが強く描かれているのもあるんですよ。これを見てると、なんか恋愛したくなるんです(笑)
ゼロの執行人(しっこうにん) 2018年
僕の場合、コナンは劇場に限定して見ていることもあり、実はそこまで安室透のことがよくわからなかったんですが。
見ていて、こりゃブームを起こすだけのキャラだわなと確信しました。
敵なのか味方なのかはっきりしないのは、物語を盛り上げていく設定として非常に重要ですよね。ミステリアスな感じも、ファンを増やした要因だと思います。
主役のコナンがクライマックスは決めちゃうんですが、本作はそれでも安室透が目立ってました。
ドライビングテクニックとか、台詞とか。この二人だから実現しているかっこよさ。
映像技術も発達しているし、どうしても近年の作品を推しちゃうのは仕方がないと思わされる。というか、コナン映画は本当にきれいなんですよ。
異次元の狙撃手(スナイパー) 2014年
アニメ映画にカテゴライズされる名探偵コナンではありますが、映画になると「アクション」になっていることも多いんですよね。本作もそんなアクションの多い作品の一つです。
狙撃に関してはもちろんながら、コナンが阿笠博士に作ってもらったアイテム使用シーン。毛利蘭の存在などなど。事件解決と、アクション要素のバランスが絶妙な仕上がり。
とは言え、アクション映画にしてはリアルとはかけ離れたことをやるので、やっぱりアニメではあるんですが。それでも手に力が入る遠距離からの狙撃など見どころマックス。
コナン映画は、本当に観覧客が何を求めているのかをしっかり理解していると思わされた作品です。僕は劇場アニメのみを観ているせいか、時々キャラが多くてわからなくもなるのですがw
いつの間にか登場しているキャラでも、しっかり作中でどんなポジションにいる人物なのか。これを把握させてくれる上手さがあるため、何も知らない子連れの親御さんにもウケると思われます。
時計じかけの摩天楼 1997年
初めての映画なのにこのクオリティというのは信じられなくて。僕がコナン映画の面白さに気づいたのは、本作がテレビ放映された際に観たことから始まります。
ええ、僕は当時はそこまでコナンを知らなくて。アニメで見る程度で、映画に行くほどのファンではありませんでした。そんな僕が衝撃を受けた本作。
「連続爆破」がテーマなのですが、この爆破を止めるためにコナンが奮闘します。見どころの一つに、電車を狙う爆破予告があるのですがここで一気に惹きつけられました。
映画だと。アニメだとわかっているのだけど、爆破されたりしたら重大なことになるんだぞというシリアスさが伝わるんですよ。
アニメなのに、観覧客である僕らに対して、他人事と思わせない仕組み。これがコナン映画が面白いと言われるポイントでもあります。
純黒の悪夢 (ナイトメア) 2016年
劇場版コナンと言えば、作中の面白さもさることながら、オープニングのオリジナルBGMの素晴らしさがあります。毎回少しずつ変えてくれるので好きなんですよ。
中でも好きなのは本作。カーチェイスのOP後に流れた時は、「これもう面白いの確定じゃないかw」と痺れました(笑)この物語への導入もコナン映画の魅力です。
黒の組織が絡んだ事件なのだけど、原作のキーパーソンを惜しみなく使ってくれるのも面白さのヒミツですよね。しかも原作、アニメのどちらの世界観も壊さない安定感。
キュラソーという組織の一員が出てくるのだけど、いいキャラでした。どういうエンディングに持っていくかも重要なのだけど、本当に最後まで緩ませない絶対的なものを感じます。
案の定、爆破関係の問題に発展するのですが、よくあるパターンにも関わらず緊迫感を上手く演出できていて納得の面白さでした。