愛媛県の松山海上保安部が21日に3人の船長に感謝状を贈りました。
何が起こったのかと言うと、1月18日の午前9時ごろ、松山市睦月島の沖合で漁をしていたところ、漂流している女性がいたため救助したとのこと。
驚くことに40分も漂流していたそうで、重症ながら一命を取り留めています。
しかし、報道では感謝状のことに触れられているだけで、その他の情報が掲載されていませんでした。(朝日新聞)
そのため、女性の年齢や、漂流した原因について、詳細がわからないかを調べてみました。
漂流女性は誰なのか?睦月島の女性が有力?
まず、漂流女性がどこの誰なのかは不明です。ただし、睦月島を含む周辺に住まわれていることは間違いありません。
なぜなら、睦月島は松山市ではありますが、離島になるからです。そのため、松山から流れてきたとは考えにくく、睦月島もしくは中島の女性と考えるのが自然。
同時に、確かな身元が出にくいのは、重症であるがゆえに、正確な聞き取りを女性から行えていない可能性が高いからではないでしょうか。
家族がいればいいのですが、睦月島の島民の割合は高齢者がほとんど。若い人は仕事のために島を出ることが多いです。
漂流した女性の年齢も「高齢女性」とのことで、睦月周辺の環境下でひとり暮らしだったのではないでしょうか。
家族と一緒に住んでいない場合、なかなか身元特定までは今の段階では難しいと言えます。
なぜ女性は40分も漂流していたのか?【釣りの最中に転落?】
気になるのは、女性が漂流することになった原因です。漁船に救助されるまで、真冬の海で約40分ほど漂流していたとのこと。
これについては、情報がしっかり出ないとわかりませんが、「釣り」が関係しているのではないかと思われます。
というのも、睦月に限りませんが愛媛は海に面しているため、高齢者が釣りをしていることが普通にあるんですね。
レジャーの釣りではなく、夕飯のために鯛やハマチを狙っていることも多く、高齢のご夫婦が頑張っている風景はよくあります。
時には、人気のない落ちたら上がることが難しい場所でも、高齢女性がひとりで釣りをやっていることも多いのです。
僕も愛媛の人間ですが、かなり厳しい場所で釣りをしている高齢女性を見ているので、仮に釣りで転落して流されたとしても違和感がありません。
そう考えると、漂流女性も釣りの最中に転落したのではないかと想像しました。
午前9時頃に救出されていることも、早朝の釣りの最中だったのでは?と推測してしまいます。
【参考事件】似たような事件は愛媛で起こっている
海に転落するというニュースであれば、愛媛はたびたび起こっています。
2019年11月4日 70代男性
記憶に新しいものだと、2019年11月4日。
松山市内の防波堤で釣りをしていた男性(70)が海に転落し、命を落としています。こちらは午前4時頃で消防に通報がありました。
寒い海への転落、また暗かったこともあり、なかなか自力で上がることは困難だったと思われます。
釣りによる転落事件は、目撃情報がないとなかなか救助されることがないため、助かるには時間がかかるんですよね。
2020年1月30日 80代男性
また2020年の1月30日にも、80代の男性が今治市吉海で夜釣りの最中に海へ転落しています。
こちらもまた、残念ながら命を落とす事件となっています。
ライフジャケットを身に着けていないということでしたが、救命具は必ず準備が必要であることがわかります。
ライフジャケットの着用は必須
僕も釣りをしていますが、ライフジャケットを着用していない方をよく見かけます。
高齢者の方でも、安心しているのか、通常の服装で釣りをしているのを見かけたり。
場所にもよりますが、よっぽど人気スポットでも無い限り、人が周りにいることが少ないのが愛媛の釣り。特に田舎になるど、人口もいないので仕方がありません。
今回の事件が、釣りの最中の転落であると過程するなら、漂流していたという話と繋がる部分があるのではないかと思われます。